令和3年分の平均年収は、国税庁によると平均443万円です。
ただし、この数字は男女両方の数字が入っており、女性だけでは平均年収302万円となります。
この302万円の年収には、20年や30年勤めた方も含まれているので、新入社員ではもっと少なくなるでしょう。
夜職で働いた理由は「お金」という方が最も多いので、夜職から昼職に転職する際も収入は最も重要視する項目です。
今回は、昼職でも稼げる女性におすすめの仕事を紹介して参ります。
平均年収の数値は、国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」を元に算出致しました。
昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
夜職と比べると昼職の給料が低くて悩みます。
昼職でも稼げるお仕事をご紹介します。
夜職と比べると収入が下がってしまう事が多い昼職。
そのなかでも可能な限り高収入を得たいと思うのが普通でしょう。
昼職でも稼げる女性におすすめの仕事はこちらです。
それぞれ解説していきます。
①【営業職】昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
営業職とは、商品やサービスの勧誘・交渉・受注・契約締結を目的とする業務です。
また、営業方法も様々な種類があり、個人に営業する個人営業や法人に営業する法人営業、新規開拓や既存の顧客に営業するなどあります。
契約を締結すれば給料が上がる事が多く、営業職の平均年収は約545万円です。
成績優秀な方だと年収が1000万円を超えることもあり、高収入を狙える職種だと言えます。
ただし、会社によってはノルマやプレッシャーがきつく、良い成績を残せない方にとっては苦しい仕事だと言えるでしょう。
②【介護職】昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
介護士やホームヘルパー、ケアマネージャーなどの介護職は、高齢化が進む日本では人材不足が深刻です。
そのため、未経験者でも採用されやすく、夜職から昼職への転職もしやすい部類だと言えるでしょう。
また、介護士として働く場合は、資格がなくても働く事ができるのもポイント。
事業所人数10人以上の介護施設で働く女性介護職員の平均年収は、約340万円で女性の平均年収302万円を上回っています。
収入が良く、資格不要で入社もしやすい介護職は、お勧めの職業と言えるでしょう。
③【ITエンジニア】昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
ITエンジニアには、システムエンジニアやプログラマーなどさまざまな職種があります。
しかし、IT関連は成長のスピードが著しい業種です。
せっかく学んだ知識もすぐに古くなり使えなくなってしまう事もあります。
例えば、エンジニアから他の職業へ何年間か転職して、エンジニアに戻ろうとしても業務内容の変化が大きく、仕事ができないといったこともあるでしょう。
④【看護師】昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
看護師の仕事は、医師の診察にもとづき、診療や治療の補助を行い、病気やケガなどで不自由な生活を送る患者に対してサポートを行う仕事です。
その理由は、残業が多く夜勤手当の割合が大きいという事もあります。
デメリットとしては、看護師になるには資格が必要で、学習期間や費用がかかってしまう事です。
⑤【保険外交員】昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
保険外交員の仕事は、個人宅や企業を訪問し、保険商品の提案を行う業務です。
会社によっては、女性が中心に働いている職場もあり、夜職女性も昼職への転職がしやすいでしょう。
おおよその平均年収は436万円です。
働くには登録者資格が必要ですが、難易度はそこまで高くなく、デメリットと言えるほどではありません。
しかし、固定+歩合給の給与形態の会社が多く、稼ぐ方は1000万円を超えますが、契約が取れないと女性の平均年収302万円を下回る事もあります。
⑥【エステティシャン】昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
夜職では自分自身が商品という事もあり、エステに通っている方も多いです。
また、夜職で培ったトークの技術でお客様との会話を上手に盛り上げることも可能でしょう。
エステティシャンの平均年収例は、約342万円となっています。
エステティシャンは専門学校などに通い、技術を身に付ける方法もありますが、入社して現場で習得する事も可能です。
⑦【ネイリスト】昼職でも稼げる女性におすすめの仕事
ネイルサロンに通っている夜職の方も多いでしょう。
エステティシャン同様に、ある程度知識もあり興味のある事であれば、楽しみながら働きやすいでしょう。
ネイリストの平均年収は、約337万円となっています。
また、ネイルサロンは出店費用を抑える事ができるため、比較的独立がしやすい業態です。
将来的に自営業や会社を起こしたいなどあるようでしたら、特におすすめの仕事と言えるでしょう。
稼げる昼職の仕事を選ぶ際の注意点
お給料が良い昼職を見つけました。
お給料以外は問題ありませんか?
稼げる昼職の仕事を選ぶ際の注意点はこちらです。
それぞれ見ていきましょう。
給料以外の待遇面が悪くないか
お給料はすごくいい。
でもその他の条件はいかがでしょうか。
福利厚生や退社時刻、休日、有給休暇の取得など給料以外にも仕事選びで重要な事はたくさんあります。
給料が良くても休みが全くないような仕事も世の中には存在します。
入社前に給料以外の条件をしっかりと確認しておきましょう。
仕事が性格と合っているか
仕事選びは自分の性格と合っている事が重要です。
どれだけお給料が高くても、自分に合っていない仕事を続けるのは非常にきつく、モチベーションも上がりません。
自分に合わない仕事を選んでしまうと、再び夜職へ出戻りしてしまいます。
ライフステージの変化に柔軟な対応ができるか
女性には結婚や出産、子育てといったライフステージの変化があります。
職場によっては、育児休業を取得しにくい環境や子供が風邪をひいた際に早退しにくい事もあったりします。
ライフステージの変化によって、せっかく慣れた職場を手放すことになるのは、非常に負担と感じる方も多いでしょう。
仕事を探す際は、将来の事も考慮して選ぶ必要性があります。
女性に対して配慮のある職場か
職場によっては女性を受け入れる体制が整っていない事もあります。
例えばですが、お手洗いや更衣室が共用であれば、日々の仕事に影響をもたらすこともあるでしょう。
また、管理職に女性がいるかによって、将来的に昇進があるかなどの目安にもなります。
管理職に男性のみの会社は、女性を差別なく昇進しない方向性の可能性もあるので、しっかりと見極める必要があります。
まとめ
今回は、昼職でも稼げる女性におすすめの仕事を紹介してきました。
しかし、仕事は稼ぎだけではありません。
働きやすさやその他の待遇も仕事選びには重要です。
給料が良いというだけで仕事に飛び付かず、慎重に転職先を見つけましょう。